子供のころから太陽の下で過ごすことを厭わなかったので、シミができるのは当然のこと。
しかも半世紀近くも生きてきたわけですから。
そこそこ楽しく生きてきて、シミのひとつやふたつには動じないと思っていました。
ところが、50を過ぎた今になって思うこと。
色白でシミひとつない人の肌の美しさは、格別です。
顔のつくりよりも何よりも、肌のコンディションで印象が随分と変わることに気が付きました。
品格さえ感じられ、すがすがしい人生を生きてこられたのだろうと思うわけです。
一方の自分は、なんとなく野暮な感じで引け目を感じずにはいられません。
世の中の女性の多くが化粧品探しに必死になる理由がわかるようになりました。
いまは20~30代の若い女性でなくても、ナチュラルメイクがよしとされているので、あからさまなシミ隠しは恥ずかしさが否めません。
下地に時間を掛け、それなりに仕上げるものの所要時間は想像以上です。
時代の流れで日焼けもステイタスだった私の青春。
悔やみたくはないけれど、悔やむ毎日。
昔の人が言った、「色の白いは七難隠す」は本当です。
いまさらながらにして言葉の重みを実感し、人並みに悩んで対策を始めた次第です。
悪あがきではありますが。